「Mathu Vadalara」2019年テルグ
監督：リテシュ・ラーナー
出演：スリ・シンハ・コドゥリ、サティヤ、ナレーシュ・アガスティヤ、ブラフマージ、ヴェンネラ・キショール
IMDb：https://www.imdb.com/title/tt11469744/
あらすじ
わずかな給料すら雇い主に搾取されている青年バブーはルームメイトのイェスとアビーと暮らしている。親に送る仕送りも用意できず困ったバブーは良心を押し殺し、宅配便の着払いのお金を掠め取ることにする。
初仕事に出かけたバブーだが、教わった通りに掠め取るどころか悪事がバレ、届け先の老女と揉み合いになり転倒させてしまう。頭を打って死んでしまったお婆ちゃんを必死に家の中に運び込むが、なんと家には孫娘ブッジがいた。なんとか見つからずに部屋から逃げ出さなくてはならないのに、ぶっ飛び孫娘がお婆ちゃんを眠らせようと仕込んでいた睡眠薬入りの水のせいでバブーは隠れたベッドの下で気を失ってしまう。
目を覚ましたバブーの目の前にあったのは「死体」。何が起きたかわからないままバブーは必死にマンションから逃げ出すのだった。しかし証拠は残しまくり、監視カメラにも映っている、おまけに逃げ帰った家でバブーは宅配バッグの中に大量の現金が詰まっているのを発見したのだった。お金を持って逃げようと言うアビー、証拠を消さなくちゃいけないというイェス。バブーはこの危機を打開できるのか？！
感 想
めーっちゃくちゃ面白かったです！この映画、本当に若いスタッフ、新人たちで作ったものらしい。主演のスリ・シンハはあのバーフバリの音楽のキーラヴァーニ先生の次男坊で、この作品がデビュー作。なので私の推しプラバースくんやラーナーさんも広報をお手伝いしていました。2人とも絶賛していたけど、けっして身贔屓ではなかった！ｗ
冒頭からもう面白い。カメラワークとか良く解らないけども、明らかに新しくて面白い。音楽との合わせ方とかも凄く新鮮。なんていうか、とにかくいわゆる「若々しい感性」（クソ表現だけどｗ）が弾けるような感じ。
ストーリーはこれでもか！これでもか！って予測不可能なことが起きるし、息をも吐かせぬ展開ながらもキチンと出来ていて、ミステリーとしても凄く良く出来てるなーと思った。
バブーはそんなに悪い子じゃないんですね。なにせ宅配の着払いからお金をちょびっと掠め取る、それもなかなか勇気が出ないという青年。だからこその、そのビクビクした態度がまたハラハラするんですねww おまけに次から次へと問題が起きて休憩なしですｗ
脇役たちが豪華なのも見どころ。ブラフマージさんが「まるでブラフマージみたい」って台詞で語られるところとか爆笑しましたし、キショールさんもいかにもキショールさんらしいコミカルな演技。プラバース作品でもお馴染みのアジャイさんもちょこっと出てきます。
全然ヒーローじゃない人しか出てこない系の映画なので、なおさら終盤のファイトシーン（？）が爆笑です。これを説明したらネタバレてしまうので言えないww でもアホみたいで最高に新しい？珍しい？アクションシーンですｗ 本当におススメなので観て欲しいww
トレーラー
視聴場所
■米国AmazonPrime
